ロコモティブ
シンドロームとは

加齢に伴う筋力の低下や、関節や脊椎の病気、骨粗しょう症などにより、運動器の機能が衰えて、今後要介護や寝たきりとなるリスクが高いと考えられる状態をロコモティブシンドローム(locomotive syndrome、略称:ロコモ、和名:運動器症候群)と言います。運動器の衰えとは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、もしくは複数に障害が起こり、「立つ」、「歩く」といった機能が低下している状態です。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。
なおロコモは、「メタボリックシンドローム(メタボ)」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」、「ねたきりや要介護状態」の3大要因のひとつになっています。

運動療法でロコモを予防

日本は高齢化社会と呼ばれて久しいですが、長生きとなった時代をできる限り自分らしく生きていくには、運動器を長持ちさせ、健康寿命(心身ともに自立し、健康的に生活できる期間)を延ばしていくことが必要です。ロコモになる要因としては「不適切な生活習慣」「加齢老化」「運動の過不足」の3つが挙げられますが、これらを解決する策として最も重要なのが運動療法です。

運動には、支える力、曲がる衝撃を吸収する力、動かす力の3要素から成り立っており、これらが鍛えられることで、ロコモの状態を生じやすい、骨粗しょう症、関節症、脊椎疾患の予防や治療になるほか、筋力や運動神経も維持できるようになります。

当クリニックでは、いつまでも自分の足で歩き続ける、あるいは日常生活などに欠かせない運動器を鍛えるロコモーショントレーニング(略称:ロコトレ)の指導、腰痛や膝痛などの治療、リハビリテーション。骨粗しょう症の治療などにより、ロコモの予防・治療を行っています。お気軽にお問い合わせください。

あなたのロコモ度を
チェック

最近つまずきやすくなった、疲れやすい、体力の衰えを感じるようになったとい方は、一度ロコモ度をチェックしてみてください。以下に挙げるチェック項目でひとつでも該当する箇所があれば、ロコモの疑いがあります。1個以上あるという方は、ゼロを目指してロコモーショントレーニングを始めていきましょう。

片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまずいたり滑ったりする
階段を上るのに手すりが必要である
横断歩道を青信号で渡りきれない
15分くらい続けて歩けない
2㎏程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である
家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である。

たき整形外科クリニック

〒244-0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町944-5 KAWARA2F

045-865-5777

診療科目
整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
院長
瀧 直也
アクセス
『戸塚駅東口』より神奈中バス5分、
『ブリヂストン前』下車目の前
駐車場
4台完備
診療時間
9:00~12:30
15:00~18:30

休診:木曜、土曜午後、日曜、祝日